本棚ディスプレイ 書棚の装飾例
家具や什器の装飾で一番センスが問われる書棚のディスプレイ。
“飾るもの”や“飾り方”によっては、せっかくの本棚が台無しに・・・。
書棚は実用的な家具である一方、外観的に魅せることができるディスプレイ要素の強い家具でもあります。
このサイトでは、生活感剥き出しの実用的な本棚ではなく、装飾棚としての本棚の使い方を提案していきます。
魅せる本棚の装飾方法
本の配置だけで見栄えが変わる本棚ディスプレイ
びっしりと詰め込むように配置する。
本棚にびっしりと本を詰め込んだ本棚ディスプレイ。
重厚感があり、これぞ“本棚”といった感じの外観になります。
おしゃれに飾るポイント
・本棚の奥に本を押し込まず手前で揃える。
・高さのバランスを見ながら（波打つように）並べる。
他のインテリアと組み合わせて配置する。
オブジェとセットで飾る本棚ディスプレイ。
書棚というより、“飾り棚”として本棚を装飾したい方におすすめの書棚装飾。
おしゃれに飾るポイント
・オブジェに合わせて、オブジェが引き立つような本を選び飾る。
本に動きを付けて配置する。
積み重ねたり、開いたりと、生活感のある（使用感のある）本の置き方をした本棚ディスプレイ。
読み荒らされたような“崩し”がヨーロピアンスタイルのブックディスプレイ。
おしゃれに飾るポイント
・本棚の奥行を生かして配置する。
・本棚から少しはみ出すぐらい大きな動きを付けて配置する。
間隔をあけて配置する。
本と本に間隔を作り、ばらついた感じに見せる本棚ディスプレイ。
飾る本の量が少ない時にも重宝する配置方法。
おしゃれに飾るポイント
・部分的に本を斜めに立てかけて置く。
・高さや厚みの違う本を組み合わせて、ばらついた感じをだす。
・“手前”と“奥行”の動きを作る。
置き方を組み合わせて配置する。
一段の中で、本を寝かせたり、立てかけたりと、リズミカルな動きを付けて飾る本棚ディスプレイ。
おしゃれに飾るポイント
・“横置き”や“縦置き”の動きだけではなく、“手前”と“奥行”の動きも取り入れる。
海外ならではの崩しの効いた本棚ディスプレイには、動きが不可欠。
本の高さや厚み、デザインを生かした動きのある配置で堅苦しい本棚をおしゃれに飾ることができます。
本棚を設置する場所に合わせて書棚の装飾テーマを決める
本棚といえば書斎。
読書をしたり書き物をしたりと
クリエイティブな作業をする書斎を飾る場合は、
知的な感じのする本棚ディスプレイがマッチします。
書斎
リラックスできる空間が求められる寝室に、本がびっしりと詰め込まれたボリューミーな本棚は向きません。
寝室を飾る場合は圧迫感のないスッキリとした本棚ディスプレイがマッチします。
リビングルームは住宅の中心となる部屋。
そんなリビングに設置された本棚を飾る場合は部屋のコンセプトを盛り込んだ本棚ディスプレイがマッチします。
例えば、アンティーク調の家具で揃えているのであれば、アンティーク洋書を数冊飾った本棚があるだけで、全体の印象がまとまって見えてきます。
寝室
居間
スタイルに合わせて書棚の装飾テーマを決める
モダン / コンテンポラリー / ミッドセンチュリー
近代的な空間に設置された本棚を装飾するなら、アクセントになるオブジェと本を組み合わせて飾る本棚ディスプレイがマッチします。
例えば、厚みのある雑誌を積み重ねた上にフェイクフルーツ置くディスプレイなど、本棚に物を詰め込まず、間隔をあけて飾るのがポイントです。
逆に近代的なデザインの本で本棚を埋めてしまうと窮屈な感じになってしまうので要注意です。
和室 / 和風 / アジアン
一番本棚装飾のイメージが描き難そうな和室。そこで思い出して欲しいのが、幕末をテーマにした映画やドラマのワンシーン。畳の部屋に設置された和風本棚に古い洋書がびっしりと詰め込まれている絵に覚えがある方は多いと思います。アジアンスタイルの本棚装飾には、洋書が本棚からこぼれるくらい詰め込まれた“幕末ブックディスプレイ”がおすすめです。
北欧 / アンティーク / シャビーシック / フレンチカントリー
ヨーロピアンな空間の本棚を装飾するなら、生活感を演出した動きのある本棚ディスプレイがマッチします。ここでいう“生活感”とは、“実用的な”ではなく“映画の主人公が生活している部屋”などをイメージした生活感です。観葉植物やドライフラワーなどと組み合わせて飾ると、より一層おしゃれに飾ることができます。洋風の書棚装飾というと、本棚に洋本がびっしりと詰まったディスプレイをイメージしがちですが、実際ヨーロッパにあるアパレルショップやモデルルームでは、書棚に本を詰め込まず、本の間隔をあけたり、オブジェと組み合わせて飾る本棚ディスプレイが主流になっています。